糖尿病の症状別の治療方法
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糖尿病は、残念ながら現代医学では完全に治癒させることはできません。しかし血糖値を改善し、合併症を防ぎ、健康な人と同じように生活できるようにすることは可能です。人によっては血糖値を正常な値まで下げることもできます。
糖尿病の治療は食事療法、運動療法、患者の生活改善、そして薬物療法などが行われます。糖尿病で一番こわいことは、合併症を起こすことです。血糖値を厳しくコントロールしていれば、合併症は起こりにくくなります。糖尿病治療の目標は、血糖値をできる限り正常範囲に維持することなのです。
糖尿病の治療は、基本的に次の3つで成り立っています。
食事療法は、一般的には1日の摂取カロリーを抑える(1600Kal)など、食生活を管理することです。入院して徹底的に体重を落とすように指示される場合もありますが、医師からは日本糖尿病協会の『食品交換表』を利用するようにすすめられます。
さらに単にカロリーを減らすだけではなく、栄養バランスを十分に考える必要があります。体に必要な栄養素をバランスよく体内に摂取することで糖尿病は改善していきます。暴飲暴食は糖尿病の進行に拍車をかけます。糖分や栄養の過剰摂取はとにかく控えなければいけません。
糖尿病は運動不足によっても進行しますので、適度な運動は糖尿病予防や改善に必要です。運動療法はダイエット効果があると同時に、インスリンの効果をあげるという報告もあります。
しかし、急激な運動は身体にとって悪影響を及ぼすこともあります。特に肥満体の人は、激しい運動によって足や腰、ひざなどを傷めてしまうことも少なくありません。そのため負担のかからない運動が必要になります。1日1回、30分~1時間程度のウォーキングからはじめ、時間や回数を増やしていくのがおすすめです。
薬物療法は、文字通り薬を服用することですが、たくさんの種類があり、基本的には「α-グルコシダーゼ阻害薬」「スルフォニル尿素薬」「インスリン抵抗性改善薬」の3つが多く使われています。
α-グルコシダーゼ阻害薬
代表的な製品には「グルコバイ」や「ベイスン」などがあります。食後の血糖値の上昇を抑える働きがあり、食前に飲んでおくと、食べた物の分解や吸収の速度を遅らせることができ、食後の血糖値の上昇を防ぎます。比較的に副作用は少ないようです。
スルフォニル尿素薬
代表的な薬品には「ダイアグリコ」や「オイグルコン」「アマリール」などがあります。すい臓を刺激してインスリンの分泌を高め、血糖値を下げることが目的です。しかし、この薬は、すい臓がインスリンの製造する能力がまだ残っている場合にしか効果が表れにくく、すい臓がもうインスリンを製造できないのであれば、効き目は期待できません。副作用としては、必要以上にお腹が空くという場合があります。
インスリン抵抗性改善薬
製品としては「アクトス」などがあります。インスリンは出ているにもかかわらず、インスリンの効きが悪い場合に使用される薬です。の薬は副作用がきつく、あまり使用されることはありません。肝臓に影響を与えることが報告されています。
どの系統の薬も、糖尿病の根本治療ではなく、血糖値の上昇を抑えることが主な目的となります。
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